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ドライブシャフト交換


1.
はじめに、フロントのみジャッキアップしてウマに掛けておきます。やり方はこちら
ドライブシャフトを外すために、ハブ&ナックルをシャフトから分離しておきます。やりかたはこちら
ドライブシャフトを外す前にミッションオイルを抜きます。ついでなのでミッションオイルも交換してしまいます。

ミッションオイルを注入するボルトです。バッテリーから来ている純正のアース線ホルダーの下あたりにあります。(画像左)。
ドレンボルトを緩めてミッションオイルを抜く前に、この注入用ボルトがちゃんと緩められるか確認しましょう。でないとせっかくオイルを抜いても注入する術がなくなってしまいます。
緩めるには差込み角9.5mmのラチェットを使います(画像右)。スピンナハンドルの方が楽かもしれません。

注入用ボルト 緩める


2.
緩めて外したところです。こびりついたガスケットを剥がしておきます。

ガスケットを剥がしておく

3.
ドレンボルト(差し込み角11.5mm)を緩めてミッションオイルを抜きます。下にはオイル処理剤を敷いておきます。

ドレンボルト ミッションオイルを抜く

4.
今回、ミッションのバックスイッチからオイルが漏れている状態なので、ついでに交換してしまいます。赤いのは応急処置に塗りたくった液体ガスケットです。(^^;
先にバックスイッチの配線を外しておきます(画像右)。この画像はボンネットを開けてミッション上から見た画像です。
バックスイッチは、スパナで緩めようとすると舐めますので、次の工具を使って外します。

バックスイッチ カプラー、配線を外す

5.
このロッキングプライヤーを使います(画像左)。ニュートラルスイッチを外すときにも使用できます。
スイッチのナット部分を挟んで緩めます。緩んだらスパナを使って緩めて外します。
ロッキングプライヤー 緩める

6.
新旧比較です(画像左)。バックスイッチの部品番号 32005-70E20-
新しいバックスイッチのネジ部分に防水テープを巻きつけ、逆の順でミッションに取り付けます。防水テープはホームセンターにある水道用を使いました。

バックスイッチ 防水テープを巻く

7.
左ドライブシャフトを外します。画像左のように、ミッションとインナージョイントの間を、バールやレバーでこじります。シャフト側にサークリップが付いていまして、これが抜け止めになっているので、この結合を外すわけです。 結合が外れたら、ミッション側のシールを傷つけないように注意して、ドライブシャフトを抜きます。
取り付けるときは、サークリップが結合されるまで(シャフトが抜けなくなるようにロックされるまで)、ドライブシャフトを押し込みます。

こじって外す 外れた図

8.
右ドライブシャフトは、ミッションの位置の関係上、左ドライブシャフトより長く、サポートブラケットを介してミッションに接続しています。
このサポートブラケットのボルト(3ヶ所)を外します。シャフトがミッション側に刺さる部分はサークリップはなく、ミッションにただ刺さっているだけなので、ここのサポートブラケットの結合をこじって外せば、シャフトは外れます。
ミッション側のシールを傷つけないように注意して、ドライブシャフトを外します。

サポートブラケットのボルトを緩める こじって外す

9.
右ドライブシャフトが外れた図です。奥側がミッション、手前側にある輪がサポートブラケットです(画像左)。
外したドライブシャフトです(画像右)。

外れた図 ドライブシャフト

10.
ドライブシャフトを取り付けたら、ミッションオイルを入れます。
ミッションオイル注入用ボルト、ドレンボルトのネジ部分に防水テープを巻きつけ、ドレンボルトをミッションに取り付けて締め付けます。
取り付けたらミッションオイル注入用穴から、ミッションオイルを入れます。ミッションオイルは4Lあれば足ります。
入れ方はいろいろ方法がありますが、私は灯油用ポンプを使って入れてみました。ちょうど入れ終わった時点で、 ポンプがオイルの油圧に絶えられなくなり、「バコッ!」と音を立てて破れてしまいました(爆)。やはり専用の金属ポンプにするか、灯油ポンプでやる場合は何本か買っておいたほうがよいようです。
注入し終わったら、注入用ボルトを取り付けて締め付け、車をウマから降ろして作業は完了です。
しばらく走行したら、オイルが漏れていないか確認しましょう。

注入用ボルト、ドレンボルトに防水テープを巻く ミッションオイルを注入する


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