11.
ようやくベアリングが外れました。中を覗いてみると、結構汚れています。回してみると「シャリシャリ」と砂を噛んだような音がします。
ナックル、ハブのベアリング取り付け部をブレーキクリーナで綺麗にしておきます。
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12.
新しいベアリングとシール、スナップリングです。
ベアリング 40210-30R01-
グリースシール 40232-33P00-
スナップリング 40214-30R00-
13.
スナップリングをナックルのインナー側に取り付け、ベアリングが圧入しやすいようにグリスを塗っておきます。
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14.
ベアリングをナックルに真っ直ぐに軽く差し込みます。金づちやプラハンで均等に軽く叩くぐらいでOKです。その後、ハブベアリングプーラーで、インナー側のスナップリングに当たるまで圧入します。
圧入が完了したらアウター側のスナップリング、グリースシールを取り付けます。グリースシールは、上からプラハンで軽く叩いてやるとはまります。
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15.
ハブの圧入部分にもグリスを塗っておきます。最後にハブベアリングプーラーで、ハブを圧入します。しかし、このハブベアリングプーラー便利だ。一度使ったらもう手放せないのであります。
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16.
ハブの圧入が完了したら、ハブを回してみてひっかかり感、ガタが無いことを確認します。また、ハブを上下左右に動かしたとき、インナーレースの部分だけが動くことを確認します。ナックル側のアウターレースが動く場合は、ナックルが駄目になっています。
取り付け前は、インナーレースが少し動くため、ハブが少々がたつきますが、車両に取り付けると、インナーレースがハブナットとドライブシャフトジョイントに挟まれて固定され、がたつきが無くなります。
↑間違いです。ハブをナックルに圧入した状態で、ハブ側のガタがある場合はハブ側のテーパー面が磨り減っていますので、ハブの交換も必要です。なので、この作業はベアリングとハブアッシーセットで交換されることをオススメします。
OKであれば、インナー側のグリースシールを取り付けます。これで、ハブベアリング交換は完了です。あとは元通り車両に取り付けてがたつきがないことを確認して完了です。
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