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リモコンスタータ取り付け


リモコンスタータを取り付けました。 MT車でリモコンスタータを取り付けても作動しますが、うっかりミッションを入れたままリモコンスタータを動作させると、車が動き出してしまい非常に危険です。 私の車でも実際に運転席に座りながらミッションを入れて実験してみましたが、動き出してしまいました。 サンヨーテクニカから赤外線式の外付けのニュートラル検出センサーが別売でありますが、実際使ってみると邪魔ですし、少しセンサー位置がずれただけでリモコンスタータが動作しないことがあります。 なんとかならないものかと調べていたら、プリメーラのミッションにはニュートラルセンサーがあってその信号がECUまで来ていることが判明し、これをうまく使えないかと考えました。
このリモコンスタータ(サンヨーテクニカ製)はオプション用のボンネットセンサー、ドアセンサー検出用信号線があり、ティップスイッチで使用する、しないの設定ができます。 この信号がGNDのときにリモコンスタータが動作し、GND以外であるときは動作しないようになっています。これをうまく使ってニュートラル検出をさせます。 MT車の方は是非ご覧下さい。

☆注意
リモコンスタータ取り付けによるトラブル、事故が発生しても当方では責任を負いません。


1.
取り付けるリモコンスタータです。1号車で使っていたサンヨーテクニカ製 WX-600です。オプションでボンネットセンサー、ドアセンサーが装着可能なタイプです。右にあるのはP10用の専用ハーネスです。

リモコンスタータ

2.
ステアリング周りのコラムカバーを外します。のネジ(6カ所)を外します。

コラムカバー

3.
イグニッション周りのカバーを外し(左写真)、コラムカバーを外します(右写真)。

コラムカバー2 コラムカバーを外したところ

4.
イグニッション裏のコネクタを外し、リモコンスタータの専用ハーネスを取り付けます。

ハーネスを接続する

5.
専用ハーネスにリモコンスタータ本体の配線を接続し、リモコンスタータ本体を取り付けます。私はコンソール横の運転席側に取り付けました。あまり下に取り付けてしまうと、足が当たるので、もう少し上がいいかもしれません。取り付けに最適な場所を探して取り付けて下さい。

本体取り付け

6.
パーキングブレーキより信号を取るため、センターコンソールを外します。写真のようにセンターコンソール前後左右2カ所のネジを外します。

センターコンソール外し1 センターコンソール外し2

7.
パーキングブレーキ下のカバーを外し、ネジ2カ所を外します。

センターコンソール外し3

8.
センターコンソールを少し持ち上げ、パワーウインドウスイッチ、パワーロックスイッチ配線のコネクタを外します。私はその昔、1号車で壊し屋の時代だったときに、これを知らずに無理矢理センターコンソールを持ち上げたら、配線が引っ張られてパワーウインドウスイッチ取り付け部がもげて外れ、破損して痛い思いをしました(爆)。くれぐれも注意して下さい。

カプラー外し

9.
パーキングブレーキ信号より分岐して、リモコンスタータ本体に接続します。エレクトロタップを使うのは嫌いなので、半田接続で分岐しました。リモコンスタータのティップスイッチを適切に設定し、ここで動作テストをしておきます。動作しない場合は、配線やティップスイッチの設定を確認して下さい。動作が確認できれば第1段階は終了です。AT車であればここまでの作業で終了です。
サイドブレーキ検出1 サイドブレーキ検出2

10.
ミッションのニュートラルスイッチの信号を取ります。ECU脇のカバー(センターコンソール奥側)を外すため、ネジ1カ所、クリップ(真ん中を押せば外れます)を外します。ECUが露出します。

カバー外し 

11.
ECUのコネクタのカバーを外します。
ニュートラル信号は、写真右上の端から5番目の線(茶/白)です。

NEW

ECU端子配列はこちらです。これはP10マイナー後の端子配列ですが、ニュートラル信号端子の位置はマイナー前のP10のSR18Di、SR18DE、SR20DE、マイナー後のSR18DE、SR20DE、P11のSRエンジンすべて共通です。

ニュートラル信号かどうか、また正しく動作するかどうか確認するため、写真のように実際にテスターで確認します。

ECU

12.
イグニッションスイッチをONの位置にします。ギヤを1速、2速、3速、4速、5速、Rに入れ、テスターの電圧が6V位になることを確認します。
次にギヤをニュートラル位置にし、テスターの電圧が0V(GND)になることを確認します。ここで、ボディアース(GND)と導通があるか確認もします。これらが正しく動作すれば、リモコンスタータのボンネットセンサー、もしくはドアセンサー検出線に接続して使用することができます。
もし、うまく動作しない場合は、本当にニュートラル信号か確認して下さい。それでも駄目なときはニュートラルスイッチの故障が考えられます。

ギヤを入れた状態 ニュートラル状態

13.
ニュートラル信号から分岐して、リモコンスタータのボンネットセンサー、もしくはドアセンサー検出線に接続します。ティップスイッチを設定して、動作確認をして下さい。ニュートラル以外では動作しなければOKです。
正しく動作することを確認できたら、ECU脇カバー、センターコンソールを元通り取り付けて完了です。

信号分岐

14.
車種やリモコンスタータの機種によっては、セルが動作してもエンジンがかかる前にセルが止まってしまったり、エンジンがかかってもセルが割り込んで止まらないことがあります。その場合は、オルタネータL端子から始動用の信号を取る必要があります。ちなみに私のP10もうまくエンジンがかからないことがあるので取りました。
わざわざ、エンジンルームから引いてくるのは面倒です。L端子信号線も車内の運転席内装(ヒューズボックス裏)の裏に来ていますので、ここから取ることができます。エンジンがかかっているときは約12V、かかっていないときは0VになればOKです。
P10のL端子信号線の色は、黄/赤です。同じ色の配線が何種類かありますので、L端子の信号かどうかテスターできちんと確認しましょう。

始動用信号

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