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ユーザ車検


ユーザ車検に挑戦してみました。メリットは
1.経費が安く済む。
2.車に乗れない時間が短時間で済む(自分で乗っていかなければなりませんが)。
3.車検の仕方、流れを覚えることができる。
4.車に愛着が沸く。
かな? 間違っていたらすみません。(^^;
というわけで紹介します。


1.
まずは必要書類を用意します。

●用意するもの
1.車検証
2.自賠責保険証明書(古い方と新しい方の両方が必要。ディーラか保険会社、代理店にて更新しておきましょう。)
3.納税証明書(紛失した場合は、県税事務所で再発行してください。)
4.印鑑

●陸運局で購入するもの
リンクをクリックすると記入例が見れます。
1.継続検査申請書(OCR)
2.自動車検査票
3.自動車重量税納付書
4.定期点検記録簿
5.収入印紙37800円(重量税)
6.収入印紙1400円(検査料)
車検当日でも購入できますが、当日記入するのは忙しいので、できればこの4枚は前もって購入して記入しておくことをおすすめします。

申請書

2.
陸運局へ行く前に電話で予約をする必要があります。開庁日で5日先まで予約可能です。
予約が完了すると予約番号が聞こえますので、忘れずにメモしておきます。
茨城陸運支局(水戸) 029−247−5410
土浦自動車検査登録事務所(土浦) 029−842−9922
その他の都道府県はこちら
現在はどこの車検場でも継続検査ができます。


3.
陸運局へ行く前に車を整備しておきましょう。
車を洗車して下回りも綺麗にします。コイン洗車場などの高圧ノズルで洗うことをおすすめします。
エンジンルームを覗いて、各部の点検、エンジンやミッションからオイル漏れがないか、ベルトは大丈夫かなど確認します。各燈火類も点灯するか確認します。
おっと忘れてはいけない、発煙筒は新しくしていますか? 有効期限の切れたものは新品と取り替えましょう。
運転席、助手席側にもスモークフィルムを貼っている方は剥がしましょう。よく「窓開けて通せばいい」と言う方がおりますが、車検場で窓締めチェックがありますのでここでアウトです。
あと、アルミホイールはセンターキャップ、スチールホイールはホイールキャップを外しておきます(無い場合を除く)。私のプリのように後付けサイドマーカーを付けている場合は外しておきます。電球を抜くだけでなく、ユニットも外しておきます。 水戸はこういうところにかなりうるさく、厳しくチェックしているようです(ヤンキー車が多いせいか?)。ちゃんと赤く光れば問題はないんでしょうが、あとで面倒なことにならないよう、私は外しておきました。

センターキャップ外す
サイドマーカー外す

4.
さすがにこのままでは車検を受けるわけには行きませんから、陸運局の近くにあるテスター屋さんに行きます。水戸では吉沢町にある「吉田テストセンター」になります。
ユーザの場合はテスター代が高くなるようですが、私は整備屋の叔父さんと一緒に行ったので、1100円と安く済みました。
画像ではこれからブレーキテストとスピードテストをする小屋に入り、テストします。その後、Uターンして右手前の小屋に入り、トーと光軸テストをします。 これは両方ともズレていたので調整してもらいました。10月下旬にアライメント調整したばかりですが、しのいサーキットで縁石踏みまくりでしたから、ズレてもおかしくないですね。

テスター屋が見えてきました。
テスト開始

5.
テストが完了したら、いよいよ陸運局へ行きます。
1で説明したように、購入書類を用意していない場合は、この先の(画像右)左側にある「ナンバーセンター水戸」と書いてある建物へ行って 必要書類、印紙を購入します。
その後、右側の陸運事務所(画像右 白い建物)へ行き、備え付けの見本に従って記入していきます。混んでいたりすると忙しいし、特に定期点検記録簿の記入が面倒なので、 できれば1で説明したように あらかじめ書類を用意して記入しておくことをおすすめします。

提出書類が揃ったら、4番のユーザ車検窓口に以下の書類を提出します。担当の人に継続検査の旨と予約番号を伝えます。
1.車検証
2.自賠責保険証明書(古い方と新しい方の両方)
3.納税証明書
4.継続検査申請書(OCR)
5.自動車検査票(収入印紙1400円(検査料)貼付)
6.自動車重量税納付書(収入印紙37800円(重量税)貼付)
7.定期点検記録簿

陸運局入り口
右側にあるのが陸運支局の建物

6.
窓口での書類チェックが完了したら、いよいよ車検を行います。車を車検場の方に移動します。
自分の車に合ったレーンを選びます。水戸では1〜5レーンですが、3番,4番レーンはブレーキテストを 4輪同時に行うマルチテスタ式になっています。ユーザの方など初めての方はこちらがよいでしょう。

小屋の前に検査官がいますので、書類を渡します。
エンジンルームのチェック、車体番号チェック、燈火チェック、窓チェックなどを行います。

OKをもらったら、小屋内に進入します。表示に従って車を進めていきます。
以下はマルチテスタでの検査順番です。普通のテスタの場合は若干異なります。

1.最初はトーチェックです。白線に合わせて車をまっすぐ進めます。曲がっていたりすると通らないことがあります。

2.車を進め、次はローラーに乗せてスピードチェックです。ローラーに乗せて、40kmまで加速します。ミッション車の場合、2速から加速していった方が楽です。 目的の速度に達したらパッシング(マルチテスタの場合)します。それ以外のテスタでは備え付けのボタンを押します。

3.次は光軸チェックです。表示に従ってライトをハイビーム点灯させます。

4.次はブレーキチェックです。マルチテスタでは4輪同時にチェックします。表示に従ってブレーキ操作します。ブレーキは思いっきり踏んでください。 ここはまっすぐに進入してハンドルをまっすぐに握っていないと落ちることがあります(私は一度落ちてしまい、再度受けました)。最後にサイドブレーキのチェックもします。

5.車を進め、次は排ガステストです。備え付けの検査棒をマフラーに差し込みます。検査棒を取り出すときに、検査種類のボタンがあるのですが4輪4サイクルになっていることを確認してください。 まあ、めったに2サイクルとかになっていることはないと思いますが。

6.ここまで完了したら、排ガステストのそばにある記録器に検査票を差し込んで記録します。入れ方としては「ガチャン」とタイムカードを差し込むような感覚です。検査表は向きがありますので間違えないように。

7.さらに車を進め、最後に下回り検査です。表示に従って停止位置まで進め、エンジンを止めます。下から車を揺すったり、「カンカン」と下回りを叩く音がします。検査途中でブレーキ操作とサイドブレーキするよう表示されますのでそれに従って操作します。 なにか異常箇所などがあれば「下へ降りてきて」と呼ばれます。

8.小屋出口のところにある記録器に検査表を差し込んで記録します。

すべて合格したら、小屋出口のところにある小さな事務所に行って、検査票を出し、合格の印鑑をもらいます。一項目でも落ちた場合は、車を再調整し、再検します。再検の際、検査官に再検であることを伝え、小屋に侵入した後に再検する項目をボタン選択して再検します。

検査レーン

7.
陸運事務所へ行き、書類を提出した窓口の左隣の窓口に書類を提出し、新しい車検証と検査証をもらいます。
検査標章をフロントガラスの所定の位置に貼り付けて完了です。

車検に合格したからと言って、その後の2年間の走行が保証されるわけではありません。定期点検は必ず行いましょう。

お疲れさまでした。

検査標章

今回かかった費用

項目 費用
自賠責保険 27,630円
自動車重量税 37,800円
検査料(収入印紙) 1,400円
テスター代 1,100円
各申請書類 60円
合計 67,990円

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