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トー調整


フロントのトーが狂ってきたせいか、わだちなどでハンドルが取られやすくなってきました。 本来はタイヤ館などのアライメントテスタでやるべきなのですが、 予算を節約するため自分で簡易的に調整しましたので紹介します。キッチリ調整したい方はアライメントテスタなどで調整することをお勧めします。


1.
まずは必要な工具を揃えます。工具さえ揃ってしまえば、工賃はタダ。何度でも測定、調整できます。

工具 用途
メジャー 左右のタイヤのトレッド間を測定するのに使います。一人でやる場合は0cmの位置が引っかけられる金具付きで、目盛りの部分が丈夫で片手でも楽に測れるものがいいです。
空き缶もしくは
スプレー缶のキャップ
一定の高さで測定するために使います。車高の低い車では高い空き缶だと差し支えますので、低い物がいいです。画像右のようにスプレー缶のキャップでもOKです。
22mmスパナもしくは
モンキーレンチ
13mmスパナ
タイロッドエンドを回してトー調整するのに使います。
メジャー、空き缶 車高の低い車はスプレー缶のキャップ

2.
タイヤの空気圧を左右同じに調整し、アスファルトなどの平坦地でステアリングを真っ直ぐにして車を止めます。
画像のようにメジャーと空き缶(キャップ)を使い、左右のタイヤのトレッド同士で測る場所(ペンなどで印を付けると良い)を決めて、タイヤ左右のトレッド間の距離を測定します。前側を測定したら後側も同じトレッド間で測定します。
ここでの測定は前側1449mm(B)、後側1445mm(A)でした。トーイン=(A)-(B)=1445-1449=-4で-4mmのトーアウトということになります。

測定

3.
フロントのトーはタイロッドを回して調整します。プリメーラの場合は、右側を調整するときはステアリングを左一杯に、左側を調整するときは右一杯に切ります。 調整はエンジンをかけながら行ったほうがパワステが利くので楽です。ただし、調整するときはギヤはニュートラル(パーキング)、サイドブレーキをかけることを忘れずに、安全確認をしてから行ってください。

ステアを切る

4.
まず、画像手前側のロックナットを22mmスパナで緩めます。緩めるときにタイロッドが回らないように13mmスパナで押さえて緩めますが、くれぐれもナットを舐めないように注意してください。その後、画像奥側のタイロッドを回して調整します。 インにするときはこの画像で右回転(時計回り)に回します。右側を同じ量回したら左側も同じ量回さないと、ステアリングのセンターが狂いますので注意しましょう。あまり回しすぎず大体1/4回転〜1/2回転ずつ回しながら調整していきます。 私はトーインを少々強めになるように調整しました。

調整したら、一度、車を前後に動かして、再度ステアリングを真っ直ぐにして止め、測定します。再度調整が必要であれば調整し、測定値が思い通りになったら、タイロッドのロックナットを締めて調整完了です。締めるときもタイロッド側をスパナで固定してやらないと、一緒に回ってしまいますので、せっかく調整した苦労が無駄になってしまいます。 調整後はハンドルを取られることが軽減されました。

調整

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