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パワーウインドウ アンプ修理


運転席のパワーウインドウが時々動作しない、レギュレータやモーターは問題ないのに、スイッチを操作しても「カチカチ」リレーの音はするが、モーターの回る音がなく、窓が開閉しない。 スイッチを押しながら運転席ドアトリムのパワーウインドウアンプのある部分(肘当てのあたり)をひっぱたくと動作する。
このような症状の場合は大抵パワーウインドウのアンプが不具合を起こしています。アンプは新品で11000円(FAST調べ)と高いです。解体車から部品をとる手もありますが、まずは中を明けて修理してみました。


1.
パワーウインドウ アンプは運転席ドアトリム内に付いています。
まず運転席のドアトリムを外します。外し方はこちら

運転席のドアトリムを外す

2.
これが問題になっているパワーウインドウアンプです。早速、外して調べましょう。
配線が来ているカプラーを外して、アンプを留めているネジを緩めれば外れます。

問題のアンプ

3.
アンプを外したら中身を見るために分解します。カプラーが刺さる部分が蓋になっていますので蓋の周りをマイナスドライバ でこじってやると外れます。肝心なのは中身の電子部品ですので、蓋や外装カバーは多少傷つけてしまってもかまいません。(画像左)
中にある基板を取り出します。基板は外装カバーのレールにはまっているだけなので、ラジペンなどで基板を軽くつかみ(もしくは指でコネクタ端子部分をつかんで)、そのまま外に導くようにして引き出せば外れます。(画像右)

蓋を外す ちゃっちい電子部品

4.
裏をめくってパターンの半田をよく見ます。するとコネクタ端子部分に2箇所の半田クラックを発見しました。(画像左)
拡大画像はこちら
これが原因で接触不良を起こしていて、動作しなかったようです。
早速、半田修理しました。他の半田部分も怪しいので全部半田揚げしておきました。ついでにコネクタ端子、配線のカプラー側にコンタクトスプレーを吹き付けて接触不良防止を図りました。(画像右)
修理したら車両に取り付けて、パワーウインドウが動作する確認します。確認できたら逆の順でドアトリムを取り付けて完了です。

半田クラック発見 コンタクトスプレー

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